効果付きの矢についてざっくりと解説 #1

 

はじめに

こんにちは

この度は初めてブログを投稿します「ジュース急行」と申します。

ブログは初めてであり、未熟な部分があるとは思いますが、よろしくお願いします。

 

 


導入

今回は、マインクラフトに存在する、「効果付きの矢」について、ざっくりと解説していきます。

 

皆さん、効果付きの矢というものを使ったことがありますでしょうか?

効果付きの矢 こんな感じの見た目です

効果付きの矢とは、矢に追加効果を付与したものです。

例えば、

 

  • あてた対象の移動速度を低下
  • あてた対象を回復
  • あてた対象を毒にする

などがあります。

 

これらの矢は、バージョン1.9で追加されました。

つまり、追加から8年程度がたっているわけですが、この効果付きの矢について、主にサバイバルでの実用性という観点から解説しているサイト、動画などは非常に少ないです。

さらに、実況動画などでも、効果付きの矢を使っている人はほとんどいません。

 

そこで、今回は、僕の体験そして主観をもとに、ざっくりと効果付きの矢について解説し、ランク付けをします。

 

なお、Youtubeにも解説動画をあげていますが、このブログではYoutubeでは触れなかった内容についても解説していく予定です。

youtu.be

また、JAVA版の仕様をもとに解説します。統合版とは仕様が異なることがありますので注意してください。

さらに、この記事はバージョン1.21.3での情報を基にしています。今後のアップデートにより仕様が変更される可能性があります。ご注意ください。

また、かなり長いので、目次などを利用することをお勧めします。

 

もし間違いなどがありましたら、コメントで教えていただけるとありがたいです。

 

効果付きの矢の入手方法

光の矢以外の効果付きの矢は以下の方法で入手できます

  • クラフト
  • 達人の矢師との取引(水の矢、ありふれた矢、濃厚な矢、奇妙な矢以外)
  • 敵のドロップや戦利品から(鈍化の矢、毒の矢のみ)

クラフト

矢と残留ポーションを下の図のように配置することで入手できます。

この画像では毒の矢を作成しています

なお、残留ポーションはドラゴンブレスが必要です。

ドラゴンブレスを入手するためにはエンドに行く必要があります。

ある程度慣れたプレイヤーならあまり苦労しませんが、初心者の場合はかなり大変です。そのため、この入手方法は少々コストが高く、上級者向けです。

 

達人の矢師との取引

矢師が達人になると効果付きの矢を取引してくれることがあります。

(確定ではないので注意)

(水の矢、ありふれた矢、濃厚な矢、奇妙な矢はこの方法では入手できない)

この画像では低速落下の矢を取引してくれます

エメラルドさえあれば量産が可能ですが、目的の矢を手に入れるための矢師ガチャが大変ですね。

 

敵のドロップや戦利品から(鈍化の矢、毒の矢のみ)

鈍化の矢はストレイから、毒の矢はボグドからドロップすることがあります。

また、これらの矢はともにトライアルチャンバーの戦利品としても入手できます。

ただし、ここで入手できるのは強化も延長も行われていないものです。

 

効果付きの矢の入手方法(光の矢)

光の矢は残留ポーションを必要とせず、このようにクラフトすることで入手できます。

さらに、ピグリンとの取引、砦の遺跡の戦利品としても入手できます。

 

効果付きの矢の効果と評価

以下では、全ての効果付きの矢について、効果を解説しつつ主に戦闘面での評価をします。なお、ステータス効果は基本的にエンダードラゴン、ウィザーには効きません。

暗視の矢

暗視の矢とは、当たった対象の視界が、暗闇の中でも明るくなるという効果を持つ矢です。

延長なしで22秒、延長して1分です。

敵がこの効果を受けても何も起こらないので、戦闘には全く役に立ちません。

 

透明化の矢

透明化の矢とは、当たった対象が見えなくなる効果を持つ矢です。

延長なしで22秒、延長して1分です。

敵が見えなくなり、戦闘においては大変危険です。かえって不利になるので戦闘では使わないようにしましょう。

 

跳躍の矢

跳躍の矢とは、対象のジャンプ力を上げる効果を持つ矢です。

延長なしで22秒、延長して1分です。強化するとジャンプ力がさらに上がりますが、効果時間は11秒になります。

敵のジャンプ力を上げた場合、本来なら登れないはずの場所を登れるようになるため、逃げるのが難しくなります。

また、挙動が変わるという点も厄介。

戦闘においては使わない方がいいでしょう。

 

耐火の矢

耐火の矢とは、対象がマグマや炎などに対して完全な耐性を得る効果を持つ矢です。

延長なしで22秒、延長して1分です。

敵に使った場合、弓のエンチャントであるフレイムが効かなくなるだけでなく、マグマを使った戦闘が一切できなくなります。

これもやはり戦闘においては使わない方がよさそう。

 

俊敏の矢

俊敏の矢とは、対象の移動速度が上昇する効果を持つ矢です。

延長なしで22秒、延長して1分です。強化するとさらに移動速度が上がりますが、効果時間は11秒になります。

本来、弓(クロスボウ)は敵と離れた状態で攻撃ができるという強みがありますが、敵の移動速度が上昇した場合、プレイヤーと敵との距離が縮まってしまい、弓(クロスボウ)のメリットが生かせなくなります。

さらに、敵から逃げることが難しくなります。

使用するとかえって不利になってしまいます。

 

水中呼吸の矢

水中呼吸の矢とは、対象の酸素ゲージが減らなくなる効果を持つ矢です。

延長なしで22秒、延長して1分です。

敵が水中で呼吸できるようになったからと言って戦闘において変化があるわけではないです。

 

再生の矢

再生の矢とは、対象のHPが少しずつ回復する効果を持つ矢です。ただし、アンデッドに対しては効果がありません。

延長なしで5秒、延長して11秒です。強化するとさらに回復スピードが上がりますが、効果時間は2秒になります。

いうまでもなく敵のHPを回復することは戦闘上不利になりますので、戦闘では使わない方がいいです。

 

力の矢

力の矢とは、対象の近接攻撃力が上昇する効果を持つ矢です。遠距離攻撃や爆発などには効果がありません。

延長なしで22秒、延長して1分です。強化するとさらに近接攻撃力が上がりますが、効果時間は11秒になります。

敵から受けるダメージが増えてしまい、戦闘で不利になってしまいます。これも使わないようにしましょう(n回目)。

 

低速落下の矢

低速落下の矢とは、対象がふわふわと落下するようになり、さらに落下ダメージを無効化する効果を持つ矢です。

延長なしで11秒、延長して30秒です。

敵が落下しているときに矢を当てやすくなるというメリットが一応存在します。

しかし、そもそも敵の落下は一瞬であるため、敵が落下する前にたまたま低速落下の矢が命中していたという状況はかなり少ないです。

戦闘上不利になることはおそらくありませんが、ほとんど有利にもなりませんね。

 

水の矢、ありふれた矢、濃厚な矢、奇妙な矢

水の矢、ありふれた矢、濃厚な矢、奇妙な矢は対象に当てても何の効果もありません。

また、村人との取引では入手できません。

実用性は全くなく、趣味で作成する以外で作成することはないです。

 

幸運の矢

幸運の矢とは、対象が釣りをしたときにお宝が出やすくなる効果を持つ矢です。

強化、延長はともにありません。

さらに、この矢はサバイバルでは入手できず、クリエイティブインベントリやコマンドでのみ入手可能です。

なお、幸運というステータス効果自体もサバイバルでは実装されていません。(2024/11/27現在)

 

治癒の矢、負傷の矢

治癒の矢とは、対象がアンデッドである場合にはダメージを与え、(防御点無視)、非アンデッドである場合には回復させる効果を持つ矢です。

また、負傷の矢とは、対象が非アンデッドである場合はダメージを与え(防御点無視)、アンデッドである場合には回復させる効果を持つ矢です。

いずれも強化のみが存在し、適切な対象に使用した場合、強化無しの場合はハート3個分のダメージ、強化ありの場合にはハート6個分のダメージを与えます。

 

勘違いされやすいのは、JAVA版の場合、矢のダメージが増加するというわけではないということです。(統合版ではシンプルにダメージが増加するという仕様です。)

 

ではどのような仕様なのかというと、「最低ダメージを保証する」という仕様です。

ちょっとわかりにくいので、例を挙げます。

 

例えば、ゾンビ(アンデッド)に対して、治癒の矢(強化)を使ったとします。

ここで、治癒の矢の効果を無視したとき、ハート4個分のダメージが与えられたとします。このとき、ハート6個分のダメージより小さいので、治癒の矢(強化)の効果が発動して、最終的なダメージはハート6個分となります。

また、治癒の矢の効果を無視したとき、ハート9個分のダメージが与えられたとします。このとき、ハート6個分のダメージより大きいので、治癒の矢(強化)の効果は発動しません。よって、最終的なダメージもハート9個分となります。

 

このような仕様のため、弓のエンチャント「射撃ダメージ増加」と競合してしまいます。敵がダイヤフル装備をしていて硬い、または、水中のせいで矢のスピードがすごく遅い、などのような状況でない限りは、治癒の矢、負傷の矢を使った場合よりも射撃ダメージ増加の方が与えるダメージが大きくなります。この場合、治癒の矢、負傷の矢を使う意味がなくなります。

ただし、クロスボウには射撃ダメージ増加がつかないため、ダメージを上げたい場合には治癒の矢、負傷の矢は1つの手段になります。

 

さらに、敵によって使い分ける必要が生じます。アンデッドの敵も非アンデッドの敵も存在するため、同時に相手をする場合はわざわざ矢を持ち帰る必要があり、非常に面倒です。そのため、戦闘では少し使いにくいと言わざるを得ません。

しかし、限定的な場面では射撃ダメージ増加以上の強さを発揮することもあり、一概に弱いというわけではないです。

 

鈍化の矢

鈍化の矢とは、対象の移動速度を低下させる効果を持つ矢です。

延長なしで11秒、延長して30秒です。強化するとさらに移動速度が低下しますが、効果時間は2秒となります。

 

遠距離から攻撃できるという弓の性能と大変相性が良い矢となっています。

弓を使っているときに、敵に近づかれてしまい、うまく攻撃できなかったという経験は多いのではないかと思います。しかし、敵の移動速度が低下すれば、プレイヤーと敵との距離を広げることができます。距離を広げれば、弓で安全に処理することもできますし、逃げることもできます。

 

さらに、ほかの効果付きの矢に比べて入手しやすいという特徴もあります。

ストレイからドロップするほか、最近ではトライアルチャンバーでも入手できるようになりました。(この方法では延長、強化無しの矢しか入手できないので注意)

コスト、汎用性、効果ともに大変強力な矢となっています。戦闘では非常に使えると思います。

 

タートルマスターの矢

タートルマスターの矢とは、対象の移動速度を大きく低下させる代わりに、ほとんどのダメージを軽減するようになる効果を持つ矢です。

延長なしで2秒、延長して5秒です。強化するとさらに移動速度が低下しますが、ダメージの軽減率もさらに上昇します。

 

基本的なメリットは鈍化の矢と同じです。しかし、鈍化の矢とは違い、敵の防御力が上がってしまうというデメリットがあります。そのため、連続使用には適しておらず、耐性の効果の影響を受けずに使いこなせるかがポイントとなります。

 

使い方としては、移動速度が低下している間に敵と安全な距離をとって敵を倒すという使い方が考えられます。実際に使ってみたところ、思ったよりも移動速度低下の効果が強かったので、戦闘では意外と使えるかもしれないと感じました。

 

しかし、タートルマスターの矢はコストが高いという最大のデメリットがあります。

タートルマスターの矢にはカメの甲羅が必要ですが、それにはカメのうろこが必要です。

詳細は割愛しますが、カメのうろこの入手が大変であり、量産は非常に難しいです。

もし量産したいならば、矢師ガチャが現実的です。

 

毒の矢

毒の矢とは、対象のHPを少しずつ減らす効果を持つ矢です。ただし、アンデッドやクモ、洞窟クモには効きません。さらに、ウィッチは毒のダメージを大きく軽減します。

また、毒で死亡することはありません。最後は自分で倒す必要があります。

延長なしで5秒、延長して11秒です。強化するとさらにダメージを与えるスピードが上がりますが、効果時間は2秒となります。

 

追加ダメージを与えられるという効果がシンプルに強いです。延長、強化無しの場合はハート4個分、延長の場合はハート8個分、強化の場合はハート3個分の追加ダメージを、防御点を無視してダメージを与えられます。

 

弓の場合、追加ダメージを与えられる主要な方法としてフレイムがありますが、毒の矢を使うことで、さらに追加ダメージを与えることができます。また、フレイムが効かない敵に対しても非アンデッドなら効果があります。

 

先ほども述べましたが、毒の矢はアンデッドには効かないため、鈍化の矢と比べて汎用性が劣ります。さらに、射撃ダメージ増加Ⅴのついた弓ならば、クリーパーやブレイズなど、HPがハート10個の敵を一撃で倒すことも可能なため、あまり必要でない場面も多いです。

 

しかし、ラヴェジャーといった高体力の敵にはそれなりに効果が発揮しますし、シュルカーの場合は、殻を閉じていても毒の効果でダメージを与えられるので、倒しやすくなります。このように、活躍の場はそれなりにあると思います。

 

弱化の矢

弱化の矢とは、対象の近接攻撃力が低下する効果を持つ矢です。遠距離攻撃や爆破などには効果がありません。

延長なしで11秒、延長して30秒です。力の矢とは異なり、強化はありません。

敵によっては無力化できるので、かなり強い...と思われるかもしれませんが、弓(クロスボウ)はそもそも遠距離で使うことが多く、近接攻撃を受けるほど敵の近くにいた場合は剣の方がいいことが多いです。

さらに、スケルトンなどの弓矢の攻撃力は減少しません。

戦闘では活躍の場は限定的ですが、しつは村人ゾンビ治療の代用としても使えます。

弱化の矢が量産できる人ならポーション醸造する手間なく治療できます。

 

光の矢

光の矢とは、対象を発光させる矢です。下の画像のように発光します。

残留ポーションを必要としない唯一の効果付きの矢です。効果時間は10秒間です。

他の矢とは異なり、量産がかなり楽であるという特徴があります。クラフ


トが低く、さらにピグリンとの取引でもそれなりに入手できます。

また、攻撃対象を見失うことがなくなるというメリットがあります。特に、ジャングルなどの見通しの悪い場所、洞窟などの暗い場所などではなおさらです。

 

しかし、時間が短いという点が難点。さらに、あくまでも補助的な効果であるため、戦闘に圧倒的に有利になる、というわけではありません。

 

虫食いの矢

虫食いの矢とは、対象がダメージを受けた時、たまにシルバーフィッシュをスポーンさせる矢です。シルバーフィッシュには効きません。

効果時間は22秒で、延長、強化はともにありません。

敵が増えるので、戦闘ではかえって不利になります。使わないようにしましょう。

 

蓄風の矢

蓄風の矢とは、対象が死亡した時、ウィンドチャージを使った時のような爆風を発生する効果を持つ矢です。

効果時間は22秒で、延長、強化はともにありません。

この効果を敵につけたからと言って戦闘で有利になることはおそらくありません。

むしろ、ドロップアイテムや経験値が吹っ飛ぶので面倒かもしれません。

 

滲出の矢

滲出の矢とは、対象が死亡した時、スライムをスポーンさせる矢です。スライムには効きません。

効果時間は22秒で、延長、強化はともにありません。

虫食いの矢と同じく、敵が増えるので戦闘ではかえって不利になります。使わないようにしましょう。

 

巣張りの矢

巣張りの矢とは、対象が死亡した時、蜘蛛の巣を生成する矢です。

効果時間は22秒で、延長、強化はともにありません。

蜘蛛の巣が欲しい場合は有効ですが、戦闘において有利になることはほとんどありません。

 

ランク付け

では、ランク付けをします。ランク付けは次のようになります。

ランクの表す意味は次のようになります。

S 汎用性、実用性、コストともに非常に優れている
A 一部弱点はあるもののかなり強い
B 使いどころが難しいが、使いこなせばそれなりに使える
C 戦闘においてすこしは使えるかも
D 戦闘においてほとんどもしくは全く有利にならない
E 戦闘においてかえって不利になる
F サバイバルで入手不可のため、評価対象外

 

最後に

かなりの長文になってしまいましたが、目を通してくださりありがとうございます。

次のブログではどうして効果付きの矢があまり使われないのかについて、自分の考えをブログに書きます。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。